 |
|
2006年より実施される新司法試験は、基本的に法科大学院修了者のみに受験資格が与えられます。これは、新司法試験が法科大学院でのカリキュラムと連携して行われる、いわば「法科大学院での修習の確認」といった性格の試験であるためで、難易度も、これまでの合格率約3%から、5〜7割近くにまで引きあがるのではないかと予想されています。 |
|
 |
|
これまで法曹資格取得唯一の道であった従来の司法試験制度は、2010年をもって廃止されることとなります。そのため、2010年以降は原則として法曹資格を取得するためには法科大学院への入学が必要条件となります。また、移行期間として2006年から2010年までは新旧の司法試験制度が併存することとなり、その間はどちらの試験制度も利用することが可能です。 |
|
 |
|
例外的な措置として、予備試験制度が2011年より実施されます。現行司法試験廃止の後、経済的・時間的事情および制約のため、法科大学院での修習が困難な者のために、法科大学院修了と同程度の能力があることをこの試験によって確認し、合格すれば新司法試験の受験資格を得ることができます。 |
|
 |
|
司法試験に合格すると、国家機関である司法修習所で、「新司法試験合格者は1年」「旧司法試験合格者は1年6ヶ月、2006年以降は1年4ヶ月」の、最終的な国家による法務教育である司法修習を経て、晴れて法曹資格の取得となります。 |
|
|
 |